10,厚岸さくら幼稚園
10,厚岸さくら幼稚園
今から25年以上前に、私がまだけっこう若者だった
20代後半から30代前半にかけて、アーブ建築研究所
で担当させていただいた厚岸の道の駅「コンキリ
エ」が縁で25年ぶりに突然連絡をいただいてから
まる2年掛けて実現した幼稚園です。
子どもらしさって何だろう?
ほんとうに子どもに必要な幼稚園の姿って?
オーナーといっしょに悩みながら作り上げた厚岸の
「木の幼稚園」です。
Monday, December 10, 2018
詳しくはまた「建築家ブログ」で書きたいと思いますが、幼稚園の姿を考えた時まず
思った事が、「大人が勝手に考えた子どもらしさを押し付けてはいけない!」という
事でした。「子どもらしさ」はその時代のその地域の子ども達自身で造り上げて欲し
い。そのために建築はあくまでも「背景」であり、主役は「子ども達」のはずだ。
子ども達をやさしく包み込み、やさしく見守る、そして時の経過と共に味わいのあ
る、趣のある、記憶に残る、そんな園舍にしたいと考え設計させていただきました。