32,      「ホームヘルパー2級」 2011.3.4

先月の後半から「ホームヘルパー2級(訪問介護員2級)」の学校に通っています。建築家から介護職へ転職を考えているわけではありません。

実は昨年、ありがたい事に「特別養護老人ホーム」

や「小規模介護老人福祉施設」の設計にたずさわる

機会をいただきました。もっと以前にも「知的障害

者更生施設」や「温泉付きデイサービス施設」等の介護・福祉施設の設計に関わらせていただいた事がありました。

そういった介護・福祉施設の設計をさせていただく機会を与えていただいき、いろいろと勉強もさせ

ていただきました。とても感謝しております。その時に感じたのが「もっと自分の体に介護の現場の

リアリティーが欲しい」という事でした。設計する際には当然いろいろと調査したり、打合せさせて

いただいたり、教えていただいたり、勉強したり調べたりするわけで、それでも設計は出来るのです

がやはり自分の体に少しでもリアリティーがあるのとないのとでは違うような気がします。


建築の設計は「創造力」です。その「創造力」のためには「想像力」が必要です。「想像力」のた

めには自分の体にリアリティーがあった方が確かな「想像」ができ、更には「創造」に繋がると考

えます。この「ホームヘルパー2級」の勉強をしたからといって介護の現場を理解出来るわけは無

いのですが、でもやらないよりもやった方がいいわけで・・・そんなこんなで一大決心して毎晩学

校へ通い、自宅学習の課題もあるため仕事の合間や休日に勉強して課題に取り組んでいます。この

課題がまた・・・上にテキストの写真を載せましたが、この3冊を読み込まなくては解答出来ない

ようになっていまして、20年ぶりの本格的な勉強はやはりけっこう大変です。最後には現場での

実習も4日間あるようです。順調にいくと4月か5月には「ホームヘルパー2級」の資格が取得出

来るのですがどうなりますかね。

「福祉環境コーディネーター」という資格もありますが(これはこれでまた勉強する機会があれば

やってみたいのですが)、これは建築の視点のような気がします。私としてはもっと介護の現場に

近い勉強をしてみたいと思い今回は「ホームヘルパー2級」を選択してみました。


途中で挫折しないためにも、途中経過も報告させて頂きますネ。


(先日はシーツ交換の練習をしたのですがけっこう難しいものですね〜)