62,  木の社屋−1  2016.1.12

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敷地は札幌市豊平区の豊平神社斜向いで国道36号線に面しています。

用途は医療機器関係の会社「社屋」で建築基準法的には「事務所+倉庫」となります。

設計当初、この社屋の構造を何にするのがベストか?とても悩みました。だた、構造は

法的な規制で、ある一定の規模(床面積や階数)を超えると方向性は決まってしまいま

す。つまり耐火建築物にしなければいけない規模、準耐火建築物にしなければいけない

規模、普通の木造でも建てる事が可能な規模の3種類に分けられる事になります。もう少し詳しく言うと、その建築の用途、規模、そして建てる地域の防火指定の有無(防火地域、準防火地域)によって建築基準法で大枠が決まってきます。ただそれには一定の定められた範囲があるので、そこを上手くケースバイケースで適切に判断して規模を決め、構造を選択する事になります。

さて、今回は木造、それも「普通の木造」にこだわったのですが、この普通の木造にこだわった理由は沢山あって最終的には総合的に判断した結果ではあるのですが、まず第一にあげられる理由は「コスト」です。

「コスト」抜きに建築は実現しないのはあたりまえなのですが、このコストに大きく影響するのが「構造」の選択です。つまり、鉄筋コンクリート(RC造)とするか、鉄骨造(S造)とするか、又は鉄骨鉄筋コンクリート増 (SRC造)とするか、はたまた組石造とするか?

それとも 木造 (W造)とするかでコストは全く変わってきます。特に職人不足、資材不足の昨今は鉄筋コンクリート造や鉄骨造は高騰していて一昔前のような金額では建てられない状況にあるのが現実で、木造も一昔前に比べれば高くはなっているのですが鉄筋コンクリート造や鉄骨造程ではありません。あくまでも私の感覚の話ですが、同じ規模の建築を建てる場合のコストを構造別に比較すると、木造の場合は鉄筋コンクリート造の6〜7割くらいで建設が可能になると思います。単純に考えると鉄筋コンクリート造だと1億円かかるものが同じ規模で6千万円〜7千万円という事になります(そんなに単純ではありませんが分かりやすいようにお今回は単純に)。またこれは固定資産税を決める評価額にも大きく影響してきますからそういった意味でも木造はコスト的に有利に働きます。

会社社屋建築ですと「コスト」は最重要課題となるのは言うまでもありません。

そこで木造選択理由1は「コスト」ということになります。

第二の木造選択理由は又次回。