63,厚岸さくら幼稚園−1 〜プロローグ〜
63,厚岸さくら幼稚園−1 〜プロローグ〜
先日「works」に「厚岸さくら幼稚園」をUPし
ました。今回は、その「厚岸さくら幼稚園」の
設計に関する事を少し書きたいと思います。話
せば長くなりそうなので、何回かに分けて書く
とします。
Wednesday, December 12, 2018
私は、「厚岸」が大好きです。理由は簡単、「牡蠣」が大好きだからです。牡蠣と言えば
「厚岸」、厚岸と言えば「牡蠣」。牡蠣なら何でも、生牡蠣でも、焼き牡蠣でも、蒸し牡
蠣でも、牡蠣フライでも、薫製牡蠣でも、牡蠣陶板焼きでも、牡蠣蕎麦でも、牡蠣カレー
でも、牡蠣パスタでも、それに牡蠣グラタン、牡蠣ラーメン、牡蠣軍艦巻、とにかく牡
蠣・牡蠣・牡蠣・大好きです。そんな牡蠣好きの私が27年程前に務めていた設計事務所
(アーブ建築研究所)で、厚岸道の駅「コンキリエ」の基本設計の担当者になりました。
もう打合せに行く度に牡蠣を食べて食べて食べまくりでした。若かった(29歳くら
い?)事もあって、1回打合せに行くと一人で30個〜50個は食べたかな ♡ その時の
コンキリエの副支配人(後に支配人)が厚岸さくら幼稚園の今の園長なのですが、その園
長から2年前の3月に突然メールをいただいたのがこの仕事の始まりです。何しろ25年
ぶりくらいの連絡でしたから驚いたなんてものではありませんでした。椅子から転げ落ち
そうになりました(ホントに)。25年経って連絡をいただけるとは奇跡です。そこから
山あり谷ありで、まるまる2年掛かって竣工したのがこの園舍です。
before(敷地)
after(竣工)
下の左列写真が、一昨年前の6月に始めて敷地を見に行った時の写真です。敷地はご覧の
ように草ボウボウで、8月に敷地のレベルの測量をしたのですが、手足、顔等素肌が露出
している部分にヤブ蚊がウジャウジャ寄ってきて、絶叫しながら測量したのを憶えていま
す。後で聞いたのですが、厚岸はとっても蚊が多いとの事です。測量中手の甲が見る見る
結集してくるヤブ蚊で真っ黒に。思い出すと今でも鳥肌が立ちます。でも、ご覧のように
竣工後は綺麗にヤブ蚊の住処は無くなりました。