28,   「嬉しい変化の白鳥大橋の見える家」    2010.11.16

7年前の10月、私のところに一本の電話が入りました。

「室蘭にお家を建てたいのですが、設計料とかを除くと工事に掛けれる予算は1,000万円く

らいしか残らないのですがそんな仕事やった事ないですよね?」と。それから10ヶ月後、室蘭

に延床面積21.5坪の家が竣工しました。床面積は21.5坪の小さな家の空間ですが気持ちは

に広がっていました。(予算は少しオーバーしましたが)

2年前に家族が増えて竣工より7年目を迎えて住まい方が変わりつつあります。

写真はまだお子さんが生まれる前に撮影したものです。階段を上がり折り返すと突き当たり

がリビング・ダイニングとなるのですがその手前が吹抜に面したギャラリーとなっています。

このギャラリーはちょうどキッチンの前になるのですが、グラフィックデザイナーの奥様の作

品や絵の上手なご主人の作品、写真等を飾ってもらおうと限られたスペースで作ったギャラ

リーでした。

いっしょに連れて行ったうちのチビがお姉ちゃんに絵本を見せてもらっています。

うちのチビは今回ここの階段で始めて階段を上れるようになったようです。

ここで自信をつけたようで、帰ってからはどこの階段でも上っていって

しまいます。

竣工当時は新婚さんだったオーナーさん御夫妻。竣工7年目に入り住まい

方にも嬉しい変化がおとずれたようです。来年からもどんどん変わってい

く事でしょう。

左の写真はキッチンに立って撮った写真ですが

ちょうどこの裏側がギャラリーでその先が吹抜に

なっています。キッチンに立つと吹抜を介して

1階の様子も感じられつつ壁1枚を隔てて2階の

リビングダイニングの様子も見れる仕組みになっ

ています。そんなキッチン前のギャラリーが

今回の訪問では「絵本ギャラリー」となりつつありました。

来年にはもう一人家族が増えるご様子。きっと数年後にはこの「絵本ギャラリー」も絵本でいっぱいにあふれている事でしょう。

竣工当時は吹抜に面する手摺はスカスカのオープン状態でしたが今は落下防止の透明ポリカーボネイトが入りました。ダイニングとギャラリーの境界にもベビーガードドアが設置されています。でも、竣工当時の透明感や爽快感は出来るだけ失いたくないとデザインや色等にも気を使って選んでいただいているようです。ありがたいですね。

なんとまあ好い笑顔ではないですか。

こっちまで嬉しくなります。

プチチェンジはギャラリーだけではありません。リビングはプーさんやら子供用チェアやら、今やすっかり保育園状態です。

人間の生活は時を経て常に変化していきます。ここの住まいを設

計させていただいた当時、予算的に21.5坪の住まいになりま

したが、もしも将来家族が増えた時のために増築時の基本設計だ

けはしておいて全体の配置を決めました。しかし将来をある程度

予想しながら設計する事は必要かもしれませんが、人間の生活の

変化を完全に予測する事は不可能です。その時の変化に応じてそ

の変化の時を楽しみながら生活の変化に対応して随時考えていく

事が必要になるのだと感じます。この家を設計していた時にも

オーナーさんにそのように伝えたと記憶しています。

小さな家に家族が寄り添って暮らすのも好いものだと思いますが

どんどん物も増えてくるでしょうし、来年にはもう一人家族が増

える事だし、近い将来数年後にはきっと増築だな〜。それもまた

楽しみですね。たくさんお金貯めてもらわなくっちゃ(^^