49,  「一級福祉住環境コーディネーター」勉強方法−2 2012.4.2

二級の試験が終わって翌日に過去問題集で記述式試験の傾向を調べてみました。また今回私が受験した時の内容を加味して一級の試験の傾向を考察し、対策を4点書きますと


, 公式テキストの「図や表」はほとんど暗記す

   る。

, 箇条書きや用語説明等の明らかに重要な部分

   は全て暗記する。

, 二級公式テキストの介護用具や建築に関する寸

   法的な部分を全てピックアップして押えてお

   く。(寸法的な部分とは、たとえば手摺の取付

   高さ寸法や天井走行式リフトの移動先(便器や

   浴槽、ベッド)の位置合わせの寸法等、寸法に

   まつわる部分全て)

, 介護施設等の平面図は読み取れるように図面を

   読み取る練習をする。(私のように建築設計を

   仕事にしている者にとっては何でもない事です

   が、日常的に図面とは無縁な介護関係の方の受

   験者には大切だと思います。)


以上、上に記した4点が出来ていれば合格の可能性が大いに高くなると思います。

さて、マークシートの対策としてまず一通り公式テ

キストに目を通した話しは前回「勉強方法−1」で

書きましたが、次に公式テキストは2回目を読み込

みます。その際、記述式試験を意識して読み込む事

が大切だと思います。私は公式テキストを2回目読

み込む際に試験に出そうな部分をマーカーで囲み自

分の主観でランクを付けました。ランクとは重要度

合いのよってAAAランク、Aランク、Bランク、Cラ

ンクです。そしてテキストの横に通し番号とランク

を記したインデックスを貼っておきます。

対策の1番で書いた公式テキストの「図や表」ですが、これは重要です。記述式試験の半分くらい

はこの公式テキストの「図と表」から出題される可能性が高いと感じます。けっこうな確率で「そ

のまんま」出ます。暗記していないと何も書けません。逆に言えば「図や表」を全て暗記していれ

ばそれで50点キープとなる可能性が高まります。

対策2番で書いた「明らかに重要な部分」とは、たとえば「自立支援給付の種類の名称と内容」や

「包括的支援事業の施策の各種業務内容」、「エンパワメント、アドボカシー、ピアカウンセリン

グ」等の用語説明等です。

この対策1番と2番をマーカーで囲いランク分けしてインデックスを貼りますと私の場合は全部で

「110項目」くらいになりました。つまりこの110項目全てを試験日までに憶えれば好いわけ

です。と言っても、これがなかなかシンドイ!私くらいの年齢になると憶えた端からきれいに忘れ

ていきます。くっついたはずの脳のシナプスとシナプスが簡単には離れてしまいます。これはもう

地道に反復しかないですね。しかし私が試験までに110項目全て暗記できたかというとそんな事

は全く無く、おそらく全体として7割くらいだったのでは?と感じます。それでもこの部分の暗記

がいくらかでもないと全く書けないと思います。7割くらいでも情報がなんとなくインプットされ

ていればある程度自分でアレンジしてでも解答する事が可能になるはずです。1日に最低3項目憶

える、AAAランクの項目はほぼ毎日目を通す。それでもどんどん忘れていきます。1日3項目でも

けっこうきついです。1日1項目も無理な日もありました。最初に憶えた項目はどんどん忘れてい

きますから、ときどき後戻りして何回も繰り返すの行ったり来たりです。この公式テキスト読み込

みランク分け作業にも約1ヶ月半くらいかかりました。もちろんランク分けしながらもある程度憶

えてもいく事も大切です。私の場合、このランク分け作業をしながら1回目の110項目を憶えよ

うと試み、その後、9月後半から2回目の110項目暗記に取り組みました。10月〜は仕事が忙

しかったためなかなか勉強時間が取れなかったのですが何とか11月中旬くらいから3回目110

項目暗記を始め、試験直前はほんとに重要と思われた部分のみ反復して勉強しました。


書き出すとけっこう長くなりますね。次回「勉強方法−3」で対策の3番目と4番目について解説し

たいと思います。